大地の素肌を現す

フロアマップ

土のミュージアム SHIDO 1Fマップ1F
1F
赭土の壁(しゃどのかべ) 横柄
赭土(しゃど)は淡路土に少量の酸化鉄を入れ赭土に近い色にし、壁面をこてで削ることで山から土を削り出したような自然なテクスチャー感を実現しています。
赭土の壁(しゃどのかべ) 縦柄
赭土(しゃど)を採用した、縦柄の柱壁。細い柱をよりスッキリと見せるため、縦柄のデザインに。横柄同様、自然なテクスチャー感を実現しています。
龍鱗壁(りゅうりんへき)
龍の鱗の如く、大胆で迫力あるこの仕上げは、塗り付けと掘削を行うことで模様を付ける技法で仕上げました。展示物にも負けない躍動感を感じることができます。
土崩壮麗(どかいそうれい)
淡路土採掘場の断崖絶壁を重機で掘削した跡のようなイメージを想起させる大胆なテクスチャー。通常の工法では採用しないような塗り厚で、SHDO特別仕様の柱壁です。
大地の素肌(だいちのすはだ)
弱く割れやすい自然の土本来の脆弱さを表現し、同時に通常建築で使われる土壁が藁や砂を混ぜ、先人の知恵により工夫され今日まで進化してきた土壁を表現しています。
土階八等(どかいはっとう)
自身は質素な宮殿に住まい泰平の世を治めた堯帝の様を伝える四字熟語「土階三等」をモチーフに、質素ではあるが宮殿のような存在感を表現しました。
淡路鎧壁(あわじよろいかべ)
文化財や伝統建築の土塀などに使われる鎧壁の工法を、今回はデザインの天地逆に採用することで、その重厚感や大地の荒々しさをより際立たせました。
豊沃の土間(ほうよくのどま)
大きく波打った土間は、隆起する大地そのものを表現しています。建築のルール的にもフラットに仕上げることが鉄則である土間の常識を覆す仕上げとなりました。
一刀版築塀(いっとうはんちくべい)
日本の伝統的な土塀「版築壁」を採用しまし、活断層の如く地面から隆起しながら中央部分も柳生一刀石を思わせる大きな亀裂が特徴。
窯土の寂び(かまつちのさび)
淡路島の地場産業でもある淡路土の瓦を採用。壁面の瓦はあえて焼成せず、年月が経つに連れ黒くなり、茶室の侘び寂びともいわれ様を表現しました。