施設案内
“見る”
鼓動を震わせ安堵を感じさせる地文。自然に包まれることは、ポジティブな感情と心理的幸福感を高めます。地文とはその淡路島の自然を再現し淡路島の素材で創る文様で、空と海そして地文が見える自然に包まれる施設です。
赭土の壁 横柄
赭土(しゃど)は淡路土に少量の酸化鉄を入れ赭土に近い色にし、壁面をこてで削ることで山から土を削り出したような自然なテクスチャー感を実現しています。
赭土の壁 縦柄
赭土(しゃど)を採用した、縦柄の柱壁。細い柱をよりスッキリと見せるため、縦柄のデザインに。横柄同様、自然なテクスチャー感を実現しています。
龍鱗壁
龍の鱗の如く、大胆で迫力あるこの仕上げは、塗り付けと掘削を行うことで模様を付ける技法で仕上げました。展示物にも負けない躍動感を感じることができます。
土崩壮麗
淡路土採掘場の断崖絶壁を重機で掘削した跡のようなイメージを想起させる大胆なテクスチャー。通常の工法では採用しないような塗り厚で、SHDO特別仕様の柱壁です。
大地の素肌
弱く割れやすい自然の土本来の脆弱さを表現し、同時に通常建築で使われる土壁が藁や砂を混ぜ、先人の知恵により工夫され今日まで進化してきた土壁を表現しています。
土階八等
自身は質素な宮殿に住まい泰平の世を治めた堯帝の様を伝える四字熟語「土階三等」をモチーフに、質素ではあるが宮殿のような存在感を表現しました。
淡路鎧壁
文化財や伝統建築の土塀などに使われる鎧壁の工法を、今回はデザインの天地逆に採用することで、その重厚感や大地の荒々しさをより際立たせました。
豊沃の土間
大きく波打った土間は、隆起する大地そのものを表現しています。建築のルール的にもフラットに仕上げることが鉄則である土間の常識を覆す仕上げとなりました。
一刀版築塀
日本の伝統的な土塀「版築壁」を採用しまし、活断層の如く地面から隆起しながら中央部分も柳生一刀石を思わせる大きな亀裂が特徴。
窯土の寂び
淡路島の地場産業でもある淡路土の瓦を採用。壁面の瓦はあえて焼成せず、年月が経つに連れ黒くなり、茶室の侘び寂びともいわれ様を表現しました。
“触れる”
土に触れ、土から作るテクスチャアート体験。土に触れることで心をリラックスさせ、アート体験で旅の思い出を作って頂きます。土のミュージアムでは土に触れる効果とアートの持つ効果を融合させた土に触れる体験施設です。
“食べる”
ゆるりと流れる時間とお茶を味わい疲れを癒すしどカフェ。日々館内に入るスタッフ自身が本当にこの空間で飲みたいものは何か、この空間だからこそ飲む価値のあるものは何かを厳選し作った飲み物をお出ししている施設です。
“聴く”
3種の淡路土が奏でる心とからだを癒すサウンド響く土。もちろん何もしなければ土には音はありません。当館で聴こえる響く土はサラサラ、ザラザラ、ベトベトなど人が関わることで生まれる心地よい自然音を聴いて頂ける施設です。
音楽を再生する
※ 音楽が流れます。
“香る”
心に良い影響を与える香りの効果を活かした土の香り。淡路島は香りの都とも称され、お香は日本の70%も生産しております。香りのスペシャリストが見て感じたままを土の香りとして作ったその香りを体験頂ける施設です。